2007年06月22日

私の巻きスカートは・・

 「巻きスカート」は、布の巻き終わりの処理が特徴的です。私は、エプロンなどの紐は「立て結び」ではなく、ちゃんと結ぶことができますので、結び目を表に出して着用しても、不自然ではありません。

一方、紐やリボンなど自分で結ぶものがついている洋服は、つい敬遠してしまいます。スカートだけでなく、セーラー服をイメージするようなデザインのブラウスも苦手です。着用するたびに紐やリボンを結ぶことが、面倒なのかもしれません。おそらくそれが本音だと思います。

私は、以前サマーセーターとお揃いになった巻きスカートを購入したことがあります。
私が購入した巻きスカートの構造は、平たい布に「腰巻」のような紐がついたタイプでしたが、ウエスト部分に紐が通るための穴があいていました。巻き終わった紐はその穴を通し、もう1本の紐と結び合わすのです。さらに「かぎホック」がついていてずり落ちるのを防止することができるという、念のいったつくりでした。

また、ずっと以前に、巻きスカートなのかどうか微妙なものを購入した経験があります。それは、スカートの上から下まで全部ファスナーがついているものでした。スカートの形は「タイトスカート」でしたが、ファスナーを下ろしてしまうと平べったい布になるので巻きスカートと変りません。しかし、長いファスナーはファッション的要素を狙っているものだと思いますので、おそらく巻きスカートではないのかもしれません。

最近、スカートの上から下まで等間隔にボタンがついているものを友人からいただきました。「飾りボタン」としてボタンをつけているものもありますが、そのスカートは布を縫い合わせる代わりにボタンが使用されていたのです。いま私の手元にある「巻きスカート」は、友人からいただいたそのスカートだけなのです。
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2007年06月14日

世界の巻きスカート

「巻きスカート」は、世界各地でも愛用されています。つくり方が簡単なことから、巻きスカートを愛用する思いは万国共通なのかもしれません。

 巻きスカートを着用しているところとして、まっさきに思いつくのは常夏の島・ハワイです。フラダンスのとき腰に巻くスカートを知らない人はいないほど有名ですが、ステージ用の民族衣装として定着しています。

 東南アジアでは、日常的に巻きスカートを着用している女性が多くいます。生地の素材は、通気性がいいコットンが多いのは、熱帯地域を反映してのことだと考えられます。デザインなどの特徴は、地域によって微妙な違いがあることがわかります。

「バティック柄」というインドネシアの「ろうけつ染」があります。別名「ジャワ更紗」ともいいますが、黒地に花鳥風月、鳥獣、自然をイメージしたデザインが多く、布地全体に模様があるように感じます。

「花更紗」という柄もあります。これは、バティック柄と比べ縦方向に模様が整列しているのが特徴で、ちょっと固苦しい感じも受けます。

「ミャンマー巻きスカート」は、華やかな色の生地が多く、横方向に反対色で模様が入っているのが特徴のひとつに思いました。

「インド刺繍入り巻きスカート」は、ウエスト部分にインド刺繍が入っています。スカート部分とは、生地の色や素材も変えています。

「タイコットン筒型巻きスカート」は、インド刺繍入り巻きスカートとは逆のパターンです。ウエスト部分はシンプルで、スカート部分に模様が入っているのが特徴のひとつです。

巻きスカートそのものは簡単なつくりですが、生地を織るのにはかなりのテクニックが必要なものもたくさんあります。しかし、そこからは女性のおしゃれ心が感じられてきます。

 世界には、まだまだ特徴がある「巻きスカート」がたくさんあります。家にいながら、世界旅行に出かけるような気分で研究してみるのも楽しいものです。
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巻きスカートが活躍する場所

「巻きスカート」は、立ったままの姿勢で着脱できるので、その利点を生かすことができます。
バレエや演劇、アイドル歌手のコンサートのときなど、舞台袖で短時間のうちに衣装を変えなければならないことがあります。そういうとき、巻きスカートのようなつくりは大変便利です。

 その昔、男性のアイドル歌手・Aさんのコンサートに行ったことがあります。私がプロの歌手コンサートに行ったのは、後にも先にもそのときだけでした。その舞台は二部構成で、間に10分ほどの休憩がありましたが、全部で2時間あまりのステージはAさんのワンマンショーでした。

 コンサートは二部構成ですから、ステージの前半と後半の間は貴重な休憩時間です。舞台の設定はもちろん、衣装をがらっと変えることができます。
後半の幕が上がりライトアップされたAさんは、エネルギッシュなイメージから一転。なんと! タキシード姿でヨーロッパ調のイスに腰掛けていました。

Aさんは、それ以外にもステージが暗転した一瞬の時間に、舞台の上であっと驚くような変身ぶりを見せてくれたのです。
そのとき私の視界に入ったのは、Aさんが脱ぎ捨てた衣装でした。スポットライトが当たらない舞台の奥に、彼がさっきまで着ていたジャケットとズボンが無造作に置かれていました。

私は、わりと舞台の近くにいましたので、Aさんのズボンの脇側に、上から下までファスナーが入っていたことが気になっていました。Aさんが着用していた衣装はテレビで観たものと同じデザインでした。しかし、一瞬で脱げるようにステージ用にアレンジされていたのだと、あとで納得できました。

コーラスで黒のロングスカートを着用するグループもいます。私が所属していたグループもそうでした。ほとんどの人は「ギャザースカート」でしたが、「巻きスカート」仕立てにしていた人もいました。舞台の上に立ったままの状態、しかも後列だと客席からはわからないからです。「巻きスカート」が活躍できる場所がここにもありました。
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巻きスカートとギャザースカート

「巻きスカート」の利点は、製作技術が簡単なこと、立ったままの姿勢で着用できるということがあります。また、体型が変っても紐1本で調節できるのだから補正をする必要もありません。

ところが、私が持っていたタイプのものは、かぎホックの位置を調整しなければなりません。それが、すごく面倒に思えました。また、友人からいただいた、上から下までボタンがついているものは、ボタンの位置を移動させるときに面倒です。1箇所だけではなく、全部のボタンをつけ直さなければ不自然になるからです。

私は「ギャザースカート」を好んで着用します。これは、布を筒状にしてウエスト部分にゴムを通すだけというシンプルなつくりです。これだと、ずり落ちる心配もありませんし、紐結びが苦手な人も簡単に着用することができます。 

また、細身の人はウエスト部分をつまんで調整すると大きめサイズでもだいじょうぶです。ギャザースカートそのものがふわふわした感じのものですので、自己流で補正しても目立ちません。ウエストにお肉がついてきたら、つまんだ部分をほどくと元に戻ります。

そんなこともあり、私は「巻きスカート」よりは「ギャザースカート」を好んでいます。手元にあるのは、友人からいただいたものも合わせ2枚だけです。いずれも細かい柄のプリントの生地です。

このプリント柄は自己流に補正したときなど、目立ちにくいので大変重宝しています。上に着るブラウスをシンプルなものにすると、コーディネートもうまくいきます。また、生地のベースが1枚は黒、もう1枚は紺ですので、同じ色のジャケットを着るとスーツとしても利用できます。私は、少し改まった場所へはよく着ていくようにしています。

幼いころ裁縫の苦手な母がつくってくれたスカートは、いつもギャザースカートでした。長い年月を越えて、てづくりの懐かしさをかみしめています。
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巻きスカートから連想するもの

「巻きスカート」ということばの響きに、私は祖母が使用していた「腰巻」を連想してしまいました。1898年(明治31年)生まれの祖母は、もし健在ならことし109歳になりますが、その年代を生きた女性は、肌着として腰巻を着用していました。

いまでも、女性が和装のときは、上半身に「肌襦袢(はだじゅばん)」腰から足元までは「裾よけ」を着用します。もちろん、その下にも下着は着用します。「裾よけ」は「腰巻」あるいは「お腰」と呼ばれていました。ちなみに大阪名物の「粟おこし」と同じイントネーションです。(ごめんなさい!)昔の女性は、その腰巻をショーツ代わりとして素肌に直接付けていたのです。

巻きスカートは、いたってシンプルです。もちろん、いくつかのバリエーションはありますが、普通のスカートみたいに筒状になっていない、いわば平べったい布です。それをウエストに巻きつけて、ずり落ちないように留めたら、巻きスカートの完成です。

 巻きスカートを留める方法はいくつかあります。いちばん簡単な方法は、温泉に入るときバスタオルを巻くような格好です。四角い布以外なにもないのですから洋裁の技術は不要です。その代わり、いつずり落ちるかの心配がついてまわります。

 その四角い布の腰に当たるところの両端に紐をつけて結ぶ方法があります。その格好がいわゆる腰巻を連想させるのです。その方法だと体型関係なくウエストの調整ができ大変便利ですが、紐の結び目の処理が難しいのです。
巻きスカートのなかには、紐を少し太めにして、結び目をワンポイントにしているものもあります。しかし「立て結び」をしてしまう人には不向きでしょう。

 この「巻きスカート」をいろいろ追求していくと、けっこう興味深いものがあることに気づきましたので、これから述べていきたいと思います。
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